美味しい野菜を作るプロがいて、その美味しさを引き出すプロがいる

「からだも“おいしい”ご飯」のコンセプトの元、見るだけ、食べるだけで無く、体の中から美味しいと思える食事を提供するオーガニックフード・ケイタリングユニット「MOMOE」
マミーズストアの有機野菜をふんだんに使い、化学調味料も使わないスタイルで、雑誌やテレビの撮影現場などで話題を呼んでいる料理研究家　稲垣晴代さんに、お店の事やオーガニックマミーズストアの食材に関してお話を伺いました。

Q:結構長い事お付き合い頂いていますが、マミーズストアの有機野菜を最初に食べた感想を教えて頂けますか？

最初に食べた時の印象としては、凄く瑞々しくて美しい野菜だなぁ、と。 優しいけど力強い、野菜自体がしっかりしていて力がある。そんな風に思ったのを覚えています。

Q:多くのオーガニック食材店（有機野菜の販売店）がある中、マミーズストアの有機野菜の取り扱いを決めて頂いた理由や、他の野菜との違いなどありましたら教えて下さい。

他の有機野菜のお店は、頼む時によって野菜の品質がバラバラだったりするのですが、マミーズストアさんはそこに違いが無いのが助かります。またマミーズストアさんのお野菜は他と比べて新鮮さ、瑞々しさと言うか、味も含めて野菜の力強さを感じます。
後は自然栽培とか有機栽培だと、泥付きでそのまま使えないとか、たまに凄い小さい人参とかありますよね（笑）
それも自然栽培や有機野菜の良さだとは思うのですが、その点マミーズストアさんはきれいな状態で届いて、野菜のクオリティも安定しているのも助かっています。

Q:オーガニックマミーズストアの有機野菜のオススメの食べ方等ありましたら教えて頂けますか？

MOMOEのレシピを読んでもらえれば。
大体マミーズストアのお野菜を使ったレシピなので、MOMOEのレシピ本を読んで貰えれば色々載っています（笑）

Q：「MOMOE」について、名前の由来やお店のこれまでの事など、聞かせていただけますか？

MOMOEは2005年にスタートしたフード・ケータリングユニットで、お店の名前（MOMOE）は一緒に始めた友達が山口百恵に似ていたので、MOMOEにしました（笑）

最初は友達がPRや接客担当、私が調理担当で、キッチンも笹塚のレンタルカフェで作って持って行くスタイルからはじまりました。
その時は本当に楽しむ感覚だけで、お弁当を作ったりしていましたね。

その頃は特に有機野菜や自然栽培にこだわるスタイルでは無く、現在の有機野菜や自然栽培の野菜にこだわるスタイルに変わったのは、子供が生まれてからです。

2008年の出産を期に意識が変わり始め、2011年の震災の後、島根県海士町の地域起こしでおむすびをケータリングし始めた事からMOMOEのコンセプトを見直し、体にも美味しい有機栽培のお野菜をメインにしたMOMOEをリスタートして現在に至る感じです。

Q：子供の頃から料理好きだったのですか？

子供の頃の夢はお花屋さんでした、特に料理が好きな訳でもなく普通の女の子でしたね。
短大を出た後、実家の仕事を継ごうと専門学校に行って。でも全然面白く無くて辞めた後、ケーキ屋さんで働き始めたました。
その頃友達の彼が東京に行くから一緒に行かない？と誘われて。それが東京に来た理由です（笑）
親には東京に行く理由が必要だったので、調理師学校に行く事にして…

やっと料理が来ましたね（笑）

調理師学校に通いながらフレンチカフェでバイトしてて、その時のオーナーが面白い人で、パティシエの人呼んでケーキの作り方や、鶏肉専門店で鶏肉を捌く練習など、色々教えてもらいました。 卒業後は、フレンチレストランやカフェにてシェフから始まり店長まで任されお店の事は全部やってました。

お店の場合、料理その物より原価を抑える感じが嫌で、お客さんに満足した料理も出せないし、面白く無いから「やーめた！」って感じで辞めました。（笑）
自分でやれば、そういう原価とかも言われないし自分の利益減るだけだからまあ良いか。と。
そんな理由もあり、新しい事を始めたいと思い友達と始めたのがMOMOEです。

Q：今後の展開について教えて下さい。

MOMOEご飯が自宅で作れるレシピ本に関しては、お話が来ているのでこれからも作って行きたいです。またレシピ本以外ではライフスタイルの提案をして行く予定です。

調味料やエプロン、お皿などの販売を予定していて、調味料はMOMOEで使っている調味料、お皿に関しては、プロダクトデザイナーの友達がプロデュースしている、岐阜の多治見で作っているお皿など、日本で作られている良い物を紹介して行きます。
お店としては、引き続き多くの人へお届け出来る様に努力していきたいです。
今のアトリエも大きくしていきたいですね。大きい冷蔵庫も買いましたし（笑）
後はお店の方に時間を取られて中々出来ていないフードコーディネーターの活動も力を入れて行きたいです。